今日は、母を連れて「網走刑務所」に行った。亡くなって30年以上経つが、僕の祖父は網走刑務所の刑務官をしており、母は刑務所の官舎で育ったのだ。祖母は、母が7歳の時に亡くなり、寂しい幼少期を過ごしたが、それだけに祖父の存在は非常に大きく「とても優しい父親だった」と話していた。
当時、刑務所の隣には職員用の官舎(長屋)が建ち並び、常にたくさんの子ども達が遊んでいたとのこと。刑務官の勤務が終わる夕方になると、母は入り口に設置している石に座りながら、祖父が出てくるのを待っていたようだ。そして、祖父と一緒に自宅へと帰る。その間に、どんな会話をしていたのだろうか。思い巡らせると、なんだか楽しくなってくる。
あれから、60年以上の歳月が過ぎた。当時の面影は何もなく、巨木だけが歳月の数だけ大きくなって残っている。母は間もなく70歳。まだまだ元気とは言え、もう高齢者だ。
時間はあっという間に過ぎてしまう。だからこそ、今できることに精一杯取り組み、悔いの少ない人生にしたいと思った。










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