久高島のノロ・真栄田 苗さんからのメッセージ

  さぁ、今日からいよいよ宇宙となかよしツアー2020のメインとなる「久高島」ツアーが始まりました。

28名という参加者は過去最高で、なかなかのご一行です。

最初は、世界文化遺産にも登録されている斎場御嶽(さーふぁーうたき)で、自然の神秘的なエネルギーをたっぷり吸収し、フェリーで30分ほど揺られて久高島へ。離島に行くという経験がほとんどないので、とっても新鮮でした。

到着した久高島。そこで待っていて下さった小柄な女性が真栄田 苗(まえだ なえ)さん。真栄田さんは、神々に祈りを捧げる神人(カミンチュ)「ノロ」として生まれ、不思議な力を持っていると聞いていました。「きっと、神殿のような場所の奥の方に鎮座されているのでは?」というイメージいたのですが、まさか船着場で私たちを待っていて下さったなんて!

何だか、シャキッとして、とても気さくな雰囲気の女性。80歳を超えているということですが、バリバリ元気です。正直、神々しさというのは最初は感じませんでした。

宿での準備を済ませた後、真栄田さん直々の久高島ガイドが始まりました。

島の歴史、神の島と言われる理由、人間が生まれて来た意味、これからの世の中のこと…。実に、いろいろな切り口からお話しをいただいたので割愛しますが、僕的な結論から言うと「真栄田さんはこの世の多くのことを熟知し、伝えるために生まれて来た人なんだ」と実感できました。

波打ち際にいる海鳥を「チャッピー」と呼んで会話していたり、時空を超えたようなお話をさらりとされるなど、信じられない光景が続きました。

 信じる、信じないは別として、ここでお伝えしたいことがあります。

それは、「ノロ」として生まれて来た真栄田さんのような方々は、毎日、日本のそして世界の平和を祈り続けているという事実です。それは、私のような一個人が習慣として祈るというレベルではなく、キチッとした風習やしきたりに基づいて厳粛に行っており、大きな祈りのエネルギーを久高島から送り続けているそうです。

この事実を真摯に受け止め、そのエネルギーを感じながら暮らすことで、とてもHAPPYになれると思うのです。仮に暗い何かがあったとしても、そこから大きなプラスを生み出すことだってできる。

夕食を済ませた後、苗さんと懇談する時間が設けられ、そこで色々なお話しを聴かせていただきました。

その後、個別にお話しさせていただき、仕事のこと、地域のことなど、将来についてお聞きしました。「地域を護る神々への感謝の気持ちを大切にしながら、行政をはじめ、志が一緒の人たちと連携して取り組むといいですよ」とアドバイスをいただきました。

今、自分が目指している軸をしっかり持ちながら、さらに多くの仲間を募り「みんなの事業」へと進化させること。シンプルなアドバイスの中に、多くの示唆となるメッセージが含まれていました。

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