ただいまの時刻17:33。20日(木)に札幌から北見に戻り、土日は久しぶりに読書などをしながら過ごすことができました。
一昨年11月に「急性大動脈解離」という大変な病気を患い生死を彷徨ったものの、お陰様で今ではあのことが噓のように普通にお仕事をさせていただいています。
僕自身は、いまだにあのような奇跡が信じられないし、こうして生かされていることがとにかくありがたいです。
しかし、視点を変えると、病気を境に僕の人生は大きく変わってしまいました。病気の再発防止のためにランニングができなくなり、以前のように各地に行ってアクティブに行動する意欲が減ってしまったと思います。
その一方で、自分の中に「なぜ、人は生きるのか?」という深い問いが生まれ、これを探求したいという気持ちが芽生えて来たように思います。
この間、様々な情報に触れることで、その問いに対する答えが「仏教」にあるのでは?と思えてきて、少しずつですが仏教に対する学びを始めているところです。
あまりに奥が深すぎて、すぐには「これだ!」という答えには出会えませんが、例えば「諸行無常」のような言葉1つを考えてみてもこの世の道理が表現されているし、厳しさと優しさを含んだ意味合いにどこかホッとする感じがします。
今回、僕は予期せぬ病気によって大きく人生の方向性が変わったと思っているわけですが、「あ~、これで俺の人生が終わった…」と思ってしまえばそれまでだし、「いや、この病気の経験を生かして人生を飛躍させよう」と思えば、どんどん好転するはず。
病気をして分かったことは、結局のところ病気をしても生き続けなければならず、弱音など吐いてる暇はありません。ただでさえハンデがあるので、これを埋めるべくこれまで以上に努力しなければなりません。なおかつ、心身に極度の負担を掛けないようにより健康には配慮することも求められます。
神様から新たな命をいただいた感覚があるのですが、これから送る人生は自分にとってより高度になるので、強い精神的な支柱が必要です。それがズバリ「仏教」であり、命や魂の神髄に常に触れながら自分自身を高め続けると共に、ご縁のある方々には幸福を感じていただきたいです。