2026年4月13日(月)、一般社団法人 北海道中小企業家同友会しりべし・小樽支部で開催された「ミニ勉強会」にて、報告者としてお招きいただき、中小企業向けの各種補助金についてお話しする機会をいただきました。水産加工やパン屋さん、農業経営者、酒屋さん、ドローン関連など多彩な業種の経営者8名が参加され、補助金への関心の高さを実感しました。今回は、勉強会の様子や感じたことをお伝えします。
勉強会の概要と参加の経緯
(1) 開催の背景と勉強会の目的
今回のミニ勉強会は、北海道中小企業家同友会しりべし・小樽支部が主催する定例の学びの場です。中小企業経営者が集まり、経営に役立つテーマについて情報交換を行うことで、互いに切磋琢磨し合う場として位置づけられています。今回は「中小企業が活用できる補助金制度」をテーマに、私が報告者としてお声がけいただきました。補助金は多くの事業者にとって関心が高いものの、制度が複雑で情報も散在しているため、まとまった話を聞きたいというニーズに応える形での開催となりました。
(2) かつての職場での報告という特別な想い
実は、同会の事務局には1999年から2018年まで勤務しており、2006年から2011年にはしりべし・小樽支部の事務局長も務めていました。かつて職員として支えていた場所に、今度は会員・報告者として戻ってきたことには、嬉しさと緊張が入り混じる特別な感慨がありました。長年にわたって同友会と関わり続けてきたからこそ、会員の皆さんの経営課題を身近に感じることができ、より実践的な内容をお伝えしたいという気持ちで臨みました。
(3) 多彩な参加者の顔ぶれ
当日の参加者は8名で、業種も水産加工、パン屋、農業経営、酒屋、ドローン関連と実に多彩でした。それぞれの業種で抱えている課題や投資ニーズは異なりますが、共通しているのは「事業をもっと良くしたい」という前向きな姿勢です。補助金は業種を問わず活用できる制度が多いため、こうした多様な経営者が一堂に会して情報を得る場は非常に有意義です。異業種の方の質問や視点から、新たな気づきが得られることも勉強会の大きな魅力です。
報告内容と参加者の反応
(1) 補助金サポートの実績とトレンド紹介
私からは約30分間、補助金のサポートに取り組むようになったきっかけや、これまでの支援実績についてご紹介しました。さらに、直近の採択結果から見えてくる最近のトレンドについても、経験値ベースでお伝えしました。たとえば、どのような事業計画が採択されやすいのか、審査員がどこを重視しているのかといった具体的な話は、参加者の皆さんに特に興味を持っていただけたようです。教科書的な情報だけでなく、現場の感覚を交えてお話しすることで、より実感を持って聞いていただけたと思います。
(2) 活発な質疑応答の様子
報告後の質疑応答は非常に活発で、予定時間を超えるほどでした。すでに補助金申請の経験がある方からは「前回はここで苦労したが、次回はどうすべきか?」といった具体的な質問が寄せられました。一方、これから初めて取り組みたいという方からは「このような場合はどの補助金が使えるのか?」「申請書はどこから手をつければいいのか?」といった基本的ながらも非常に重要な質問がありました。参加者同士でも情報交換が行われ、双方向の学びの場になっていたのが印象的です。
(3) 経験者・未経験者それぞれの課題
質疑を通じて感じたのは、補助金申請の経験者と未経験者では抱える課題が大きく異なるということです。経験者は過去の反省を活かしてより精度の高い申請を目指す一方、未経験者は制度の全体像が掴めず、何から始めればいいのか分からないという不安を抱えています。どちらの立場の方にも共通しているのは、信頼できる相談相手がいれば解決できる課題が多いということ。勉強会のような場で気軽に質問できる機会は、特に未経験者にとって大きな一歩を踏み出すきっかけになると感じました。
身近な相談相手の必要性と今後の展望
(1) 「補助金の身近な相談相手」がいない現状
今回の勉強会を通じて最も強く感じたのは、「補助金に関する身近な相談相手」がほとんどいないという現実です。各補助金の制度や目的に対する正しい理解が必要であり、未経験者にとっては手続きや事業計画書の作成など複雑で不安要素が多い領域です。不安が募る中で進めても良い結果にはなりにくく、途中で断念してしまうケースも少なくありません。商工会議所や金融機関でも相談はできますが、申請実務に精通した相談相手に巡り合えるかは運次第という面もあり、もっと気軽に何でも聞ける存在が求められていると感じました。
(2) 同友会との27年間の関わりを活かして
前職時代も含めると、私は27年間にわたって北海道中小企業家同友会と関わり続けています。会員さんの事業や経営課題を長年見てきたからこそ、ヒアリングもスムーズに行うことができますし、会員さん同士のネットワークを通じた情報共有もしやすい環境にあります。同友会の理念である「良い会社をつくろう、良い経営者になろう、良い経営環境をつくろう」に共感し、その延長線上で補助金サポートを行うことは、自分にとって自然な流れです。会員さんとの信頼関係は、補助金申請の成功にも直結すると確信しています。
(3) 同友会会員向けサポートの可能性
今回の勉強会を経て、同友会会員さん向けの補助金サポート体制を新たに検討したいと考えるようになりました。定期的な勉強会への参加はもちろん、個別相談の機会を設けたり、申請スケジュールに合わせた情報発信を行うなど、会員さんが補助金を活用しやすい環境づくりに貢献できればと思います。補助金は申請して終わりではなく、採択後の実施や報告まで含めた長期的なサポートが重要です。同友会のネットワークを活かしながら、中小企業の成長を補助金の側面から支えていきたいと考えています。
「補助金申請を検討しているけど何から始めていいか分からない」「いろんな補助金があるけど、どれがうちに合っているの?」などでお困りの方は、弊社までお気軽にお問い合わせください(TEL0157-57-6795)。
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