SUPPORT STORY / 支援実績
商品を遠方へ届けるための販路と設備を整理。


遠方への販売を広げるため、EC・顧客管理と急速冷凍庫を組み合わせた計画を整理。販路開拓と業務効率化のつながりを明確にしました。
商品を知っても購入しにくいという課題
地域の特色を生かした和洋菓子を製造・販売する菓子店には、商品を遠方のお客様へ届けたいという課題がありました。既存のホームページで商品を知ることはできても、購入は来店や電話・FAXによる注文が中心でした。旅行中に商品を気に入った方や、店から離れた場所に住む方が、その後も買いやすい仕組みを整える必要があったのです。申請資料では、ネット販売への対応と、商品の魅力を伝える情報発信が課題として整理されていました。
受注後の手作業と顧客管理も見直す
販路を広げるうえでは、注文を受ける入口だけでなく、その後の業務も重要です。発送や在庫管理には紙や手入力による作業が残り、繁忙期や多品目の対応では、確認の手間やミス、担当者への依存が課題になっていました。また、購入履歴や顧客情報を継続的に活用する仕組みがなく、再購入を促す案内も十分には行えていませんでした。申請計画では、販売、出荷、顧客との関係づくりを一連の業務として捉え、改善すべき点を整理しています。
ECと顧客情報の活用を組み合わせる
計画に盛り込まれたのは、顧客管理機能を備えたECサイトへの刷新です。オンラインで商品を購入できるようにするとともに、購入者の情報や属性を蓄積し、DMやニュース配信などに活用する構想でした。一度購入して終わる関係から、商品の案内を継続して届けられる仕組みへの転換を目指しています。デジタル化の目的を、ホームページの見た目の変更だけにとどめず、注文のしやすさと顧客情報の活用という業務上の課題に結び付けました。
急速冷凍庫で配送と生産の課題に向き合う
遠方への販売には、品質を保ちながら届けるための設備も必要でした。計画では3D急速冷凍庫の導入を取り上げ、生菓子など配送しにくかった商品の展開や、繁忙期に備えた計画的な生産を検討しています。製造後の冷却・冷凍にかかる手間、食感などの品質、発送できる商品の範囲を関連付けて整理しました。冷凍庫は、製造工程の効率化と販路拡大の両方に関わる投資として位置付けています。これらは設備導入によって目指す効果として記載したものです。
販売と製造を一つの改善計画にまとめる
北海道のデジタル技術導入補助金2025の事例として、EC・顧客管理と急速冷凍設備を組み合わせた構想を整理しました。販売の入口を広げても出荷に無理が生じては継続が難しく、製造設備を整えても購入につながる仕組みが必要です。計画では、それぞれの課題と取組のつながりを示し、販路開拓と業務効率化を一体的に説明しています。紹介しているのは申請資料にまとめた改善計画であり、実施後の売上や作業時間の変化を示すものではありません。
各事例の事業・設備導入・運用の主体は支援先企業です。ここでは事業計画づくりの支援過程をご紹介しています。数値は事業計画に基づく試算であり、実際の効果は導入・運用状況等により異なります。導入後の実測成果を示すものではありません。
